ボトックス治療について
歯ぎしり・食いしばりを改善する『ボトックス治療』
ボトックス治療は美容外科などでも広く取り扱われており、主には筋肉の過度な緊張が原因で生じるシワを改善したり、小顔治療などにも用いられております。
歯科領域においては、ボトックスの持つ「筋肉の緊張をほぐす」という性質を利用して、歯ぎしり・食いしばり・顎間節症・ガミースマイルなどの治療に使用されます。
特に食いしばりは、歯を悪くしてしまう要素として非常に大きな割合を占めている習慣。ご自身ではなかなかコントロールできない無意識での筋肉の緊張を抑制し、歯にかかる力をコントロールすることで、噛んだ時の歯への負担やダメージを和らげることができるのです。
ちなみにボトックス注射とは、ボツリヌストキシン製剤の商品名です。一般的にボトックスという名称が普及しているため、患者さまに解りやすいようボトックスという名称を使わせていただいております。
「歯ぎしり」「食いしばり」の改善に『ボトックス治療』を
「注射」と聞くと不安に思われるかもしれませんが、施術時間は約10分程度とあっという間なのでご安心ください。ほとんどの方が3~7日程度で効き目を実感でき、約4~6か月間効果が持続いたします。
歯を強く噛んでいる状態は歯や歯根に様々なダメージを与えてしまいます。
また、常にお口の中が緊張状態になるので、頭痛や肩こり、さらには脳梗塞などの全身疾患に繋がることも。当院では、なぜボトックス治療が有効なのかを丁寧に説明し、本当に必要な方だけに提案することを心がけております。
当院では『咬合圧測定器』を導入しております
咬合圧測定器を使用することで、噛む力(咬合力)を可視化し、歯ぎしり・食いしばりの改善を客観的に把握することができます。患者さんへの負担も少なく、簡便・短時間で測定することができます。
春日部、豊春駅前の当院では、より、精密な「歯ぎしり」「食いしばり」のボトックス治療を行い、治療成果を向上させるために、この「咬合圧測定器」を導入しています。
歯ぎしり・くいしばりのお悩みは当院までご相談ください
「ヒアルロン酸やボトックス注射を打つなら、歯科医院ではなく美容外科の方が良いのでは?」 そのように思われる方も多いのではないかと思います。
もちろん、美容外科でも専門性の高い治療を受けて頂くことは可能かと思いますが、「お口周りの美」に関しては、実は噛み合わせや顎関節など、お口の中の状態とも密接に関係している部分。
それらの領域を専門的に学んでいる歯科医師が、口腔内の改善と合わせて総合的にアプローチすることで、より自然でバランスのとれた美をプロデュースすることが出来ると考えております。
ビジネスでのパフォーマンスや入れ歯のかみ合わせまで
噛む力を弱くするには、咬筋の緊張をほぐす必要がありますが、「噛む」という行為は無意識で行われているため、自力で弱くすることはできません。
そこで、咬筋の緊張ほぐすためには、医療分野で幅広く使われるボトックス注射が有効になります。
近年では、美容の分野で使われる機会の多い「ボトックス注射」ですが、医療の世界では幅広い分野で利用されています。
例えば、脳卒中の後遺症による痙縮や痙攣、眼瞼痙攣や顔面痙攣など、無意識に起こる筋肉の痙縮や痙攣に用いられています。 当クリニックで施術される方は若い女性よりも、ビジネスでのパフォーマンスを気にする男性や、入れ歯の噛み合わせを気にするシニア層の方が多くいらっしゃいます。
ボトックスのスペシャリストとして歯科医師向けのセミナーも開催
ボトックス注射は、患者さんの症状を診察してから施術を行います。
当クリニックでは、歯科医師向けのボトックスセミナーで、累計200名を超える技術指導を行うほか、国内外でのボトックスセミナーで講話を行う、野本恵子先生が治療を行います。
※医療保険適用外になります。
関連痛における疼痛発生源と疼痛感受部位との相互関係
人間の体はさまざまな部位が相互に繋がっております。
このことにより、「関連痛」といい、例えば咬筋肥大により肩こりが出たりすることもあります。咬筋肥大による肩凝りは改善いたします。
つまり、この関連痛に関しては、口腔領域が原因のものについては、治療効果が見込めますが、口腔領域以外が原因のものについては、当院は医科の病院やクリニックと連携しており、ご紹介させていただいております。
また、主訴が額顔面口腔領域のものについては治療可能ですが、それ以外の部分の治療については、同様に、提携している医科の病院やクリニックをご紹介させていただいております。
側頭筋 | 咬筋 | 外側翼突筋 | 内側翼突筋 | 胸鎖乳突筋 | 顎二腹筋 | 僧帽筋 | |
耳痛 | |||||||
顎角部 | |||||||
上顎歯痛 | |||||||
下顎歯痛 | |||||||
顎関節痛 | |||||||
頭痛 | |||||||
耳鳴 | |||||||
耳閉感 |
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